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1987 年度 実績報告書

繊毛癌, 卵巣癌における癌遺伝子異常発現の研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570749
研究機関名古屋大学

研究代表者

石塚 隆夫  名古屋大学, 医学部, 講師 (70135333)

研究分担者 後藤 節子  名古屋大学, 医学部, 講師 (80111847)
キーワード卵巣癌 / 繊毛性疾患 / 癌遺伝子 / 遺伝子増幅 / トランスフォーミング遺伝子
研究概要

1.悪性卵巣腫瘍17例, 及び5例の良性卵巣腫瘍組織よりDNAを抽出し, Surthern blot hybridization を施行した. 用いたProbeはK-ras,myb,abl,fos,myc,src,erb-A,sis,fms,N-myc,であるが, いずれにおいてもDNAの増幅等の所見は得られなかった. 今後, 数種のprobeを用い, screeningを続行する予定である. これまでのところ, 卵巣癌発生のメカニズムとしてのOncogeneの増幅という現象は, 比較的まれであろうことが予想されるため, 悪性卵巣腫瘍10例よりDNAを抽出し, NIH3T3 cellによるTransfection assay を施行中である. これにより, Transforming 活性の検出, あるいは新たな oncogeneの検出が期待できるかもしれない.
2.繊毛性疾患においては, 繊毛癌細胞株5種, 正常繊毛2例, 胞状奇胎2例, 侵入奇胎2例, 繊毛癌組織1例よりDNAを抽出し, 上に述べたoncogene をprobe として Suuthern blot hybridizationを施行した. これらにおいてもDNAレベルにおける異常は, これまでのところみられていない. 今後も, screeningを続行する予定である. 又, 繊毛癌細胞株のNorthern blot hybridization は来年度施行予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 井上孝実: Jpn. J. Cancer Res. (Gann). 79. (1988)

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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