研究分担者 |
松原 恵子 岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (10199838)
杉山 和久 岐阜大学, 医学部, 助手 (80179168)
谷口 徹 岐阜大学, 医学部, 助手 (30179840)
河合 憲司 岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (00169666)
船橋 正員 岐阜大学, 医学部, 助教授 (30112709)
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研究概要 |
サル4頭を対象として, 同時立体テレビカメラ画像解析装置により, 視神経乳頭の三次元的定量を行った. その結果, ヒトと異なりサル眼視神経乳頭は陥凹が浅く, 陥凹体積も小さいことが判明した. 続いて, これらのサルの各々一眼に対してアルゴンレーザーを用いて下記の条件で繰り返し隅角線維柱帯を照射し, 隅角線維柱帯を線維化させ実験的に続発開放隅角緑内障を発症させた. アルゴンレーザーの照射条件はスポットサイズ50um, パワー1000mw, 照射時間0.2秒, 照射数100/隅角半周である. 眼圧が30mmHgを越え, 1〜2ヵ月が経過すると乳頭陥凹は中心部より次第に深くなり, 次第に辺縁部に向かって拡大した. 陥凹の拡大, 陥凹の容積の増加とともに辺縁部は狭小化した. 眼圧の高さと持続時間の積と辺縁部面積/乳頭面積の間には有意の負の相関が認められた. 一方, 陥凹体積と眼圧の高さと持続時間の積の間には, 正の相関が存在する傾向が認められた. 無赤光線による網膜神経維層の検索結果では, 陥凹の拡大とともに菲慢性の網膜神経線維の脱落が証明されたが局在性の濔薄化は認められなかった.
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