研究概要 |
サクシニール化したユラーゲンゲルの作成が終り, 実際に人工水晶体移植術については臨床的に応用し, 従来VISCOELASTIC MATERIALS として用いられていたヒアルロン酸やメチルセルロース等と特に差はなく, 有用であることが判明した. 角膜原や内皮細胞への障害もなく, 術後の炎症をおこす事もなく今後, 症例を増して, さらに報告をする予定である(臨床眼科学会で発表し, 臨床眼科に報告した. つぎに代用硝子体としての応用については日本眼科学会総会での2回発表. サクシニール化してあることによって, 生体内, ウサギ硝子体腔内て安定で混濁もせず, 約2カ月間, 吸収されるまでの間, 内在していた. ただしごく少数に炎症性細胞の出現をみることがあったが, 約1カ月で消失した. 一応アチロユラーゲンとして抗原性は無くしてあるが, 今後はヒト内来の様々なタイプのユラーゲンゲルを作りさらに実験をすすめてゆく.
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