研究課題/領域番号 |
62570913
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児・社会系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
堀井 欣一 新潟大学, 歯学部, 教授 (00018409)
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研究分担者 |
安藤 雄一 新潟大学, 歯学部, 助手 (80168046)
八木 稔 新潟大学, 歯学部附属病院, 助手 (50157963)
瀧口 徹 新潟大学, 歯学部附属病院, 講師 (80115047)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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キーワード | データベース / 地域歯科保健 / 歯牙う蝕予防 / フッ化物洗口法 |
研究概要 |
新潟県では、1981年から「むし歯半減10ヵ年運動」が提唱され、県行政が主体となり、小児のう蝕予防のため、フッ化物局所応用を含む活発な地域歯科保健活動が展開されている。このような地域歯科保健活動の立案、計画、評価には広範な歯科保健情報の統轄と速やかな検索およびその解折が必要となる。 この研究は新潟県の歯科保健向上のため、県下112市町村に関する社会科学的、ならびに医学的分野における多数の情報を集め、さらにこれら市町村の全小学校、約750校の歯科保健情報を経年的に蓄積し、データベースを作成したものである。これを「CODB」(Community Organization Data Base)と呼ぶことにした。 CODBの基本構造は、 (1)市町村データ群(地域区分、産業、生活基本情報などの社会科学的な情報、一般医科と歯科に関する情報、および保健行政に関する情報など)、 (2)幼稚園・保育園、小学校データ群(昭和56年以来の学年毎のう蝕り患状況、および歯科保健の実施状況などの経年データ)、 (3)マスメデァデータ群(昭和49年以来の歯科保健、とくにフッ化物応用についての新聞報道に関するデータ)、 (4)厚生省、FDIデータ群(昭和32年以来の厚生省歯科疾患実態調査のう蝕り患のデータ、およびFDIのBasic Fact Sheetsからのデータ)、 (5)個人データ群(当教室のフィールド・ワークによる11の小・中学校の児童、生徒の個人単位のう蝕り患の経年データ)、の5群のデータファイルからなるものである。 このデータベースは、項目数2,331、レコード件数38,392、デスク容量は約192MBであるが、毎年、事例の変化や新事実に対応してデータの追加、修正が行われている。CODBは、学内および学外に公開され、多くの研究に利用されている。
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