今年度の研究は次の項目に従って行った。 1.ガス流量制御用プログラムの2つのモード(固定流量および血液ガスモード)のアルゴリズムを開発した。 2.本年度消耗品費の一部で、小動物用ホローファイバ型人工肺(テルモ:キャピオックスII16)を購入し、質量分析計の血液酸素・炭素ガス分圧出力および温度センサ出力を常時モニタする人工心肺管理システムを開発した。 3.開発装置を用いて雑種成犬による動物実験を行い、種々の条件のもとでの装置の動作を調べた。 4.サーマルマスフローコントローラを用いた計算機制御により、人工心肺の管理が容易に行えることを確認し、本研究の総括を行った。
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