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1987 年度 実績報告書

検査データ解析における人工知能の応用

研究課題

研究課題/領域番号 62571034
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

椎名 晋一  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40013867)

研究分担者 亀井 康行  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (60161238)
キーワード検査データ解析 / 人工知能の応用
研究概要

ミニコンピュータ上で作成していたプログラムのうち, 血液検査解析についてのプログラムは完成し, 血液病専門家の協力をえて血液疾患患者155例の臨床データを入力して診断精度を確かめた. その結果, 再生不良性貧血3例, 症候性貧血4例, 溶血性貧血3例, 急性出血性貧血3例, 白血病8例が正確に診断されなかったのはウインドローブ分類により分類されなかったことが判明した. 従って, 日本人におけるウインドローブ分類に適合しない患者のいることが判明した. 一方, 鉄欠乏性貧血2例,症候性貧血5例を誤診し, 本プログラムの改訂を要する症例と考えられた. しかし, 本プログラムは極めて高い診断精度を有することが判明した. この成績についてはヨーロッパ医療情報連合 第7回国際会議(昭和62年9月, イタリア, ローマで開催)で発表した. このプログラムはほぼ完成に近いので, マイクロコンピュータ用プログラムへの書き換えを行った. 完全な実用プログラムとするには, なお修正が必要であるが, 完成を目指してプログラム作成中である. 生化学検査解析プログラムは想像以上に大規模であり, 現在ミニコンピュータ上で作成中であるが, 残る1年で完成すべく努力している.
また, 細菌検査解析プログラムの作成を新たに共同研究者が開始した. 完成に2年を必要とすると思われる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] SHIINA, S: Proceedings of the Seventh International Congress, Medical Informatics Europe '87. II. 1069-1073 (1987)

  • [文献書誌] SHIINA, S: Proceedings of Symposium of the Clinical Pathology Committee or the Pathological Society of the Republic of China. 38 (1987)

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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