研究課題/領域番号 |
62571044
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研究機関 | 川崎医療短期大学 |
研究代表者 |
片山 英雄 川崎医療短期大学, 一般教育, 助教授 (80161066)
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研究分担者 |
寺本 房子 川崎医療短期大学, 栄養科, 助教授 (40163927)
林 喜美子 川崎医療短期大学, 第二看護科, 教授 (20123705)
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キーワード | 患者教育 / 教授法の組織化 / 目標分析 / 授業過程 / 役割演技法 / 患者への接し方 / 分かりやすい教え方 |
研究概要 |
本年度の研究の要点 患者教育の指導法についてこれまでの研究成果を分析し、望ましい教授法の組織化を行った。そして実際の授業に取り入れて教育効果の実証を続けるとともに、各種発表機関において発表し普及・発展をはかった。 研究によって得られた新たな知見 1.研究成果の評価;これまでに実施した授業を分析した。学生の患者教育への関心は高まり患者の立場にたった考え方ができる事が実証できた。また、指導目標の分析能力も改善され、指導技法(患者への接し方と分かりやすい教え方)も定着してきた。これらの検証にはVTRを用いて学生の活動を記録し、授業過程で学生自身に自己評価・相互評価させる新しい手法を取り入れた。 2.教授法の組織化;研究によって明らかになった教授法を整理して組織化した。特にrole playing(役割演技法)を導入して、教授法の開発にあたった。これは教員養成では教育工学的授業研究にmicro teachingとして用いられてきたものであるが、患者教育へ適用して効果を実証できた事は画期的な事である。 3.研究成果の普及・発展;日本健康心理学会、日本保険医療行動科学会において口頭及び文書発表を行った。また、「健康心理学 ヘルス・サイコロジ-(誠信書房)」第3部 患者教育の心理学と近接領域 第14章 患者教育の心理と方法 と題して公刊し普及に努めた。
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