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1987 年度 研究成果報告書概要

ビームプローブによるV×B電場のスタルク効果を用いたプラズマの内部磁場計測

研究課題

研究課題/領域番号 62580006
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 プラズマ理工学
研究機関大阪大学

研究代表者

伊藤 慶文  大阪大学, 工学部, 助教授 (00127185)

研究分担者 杉本 敏司  大阪大学, 工学部, 助手 (70187665)
加古 雅史  大阪大学, 工学部, 助手 (80093392)
大井 正一  大阪大学, 工学部, 助教授 (50029154)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
キーワードビームプローブ分光法 / プラズマ内部磁場計測 / 高エネルギー / 高密度水素ビーム源
研究概要

ビームプローブ分光法によるプラズマの内部磁場計測では, 入射水素原子ビームの感ずるVbxB電場を利用し, その発光のスタルクパターンを観測するため, 入射水素ビームの密度及びエネルギー(1/2mVb^2)が大きいことが必要とされる. 高エネルギー・高密度のビームを得るため, 本研究では, 大出力パルスイオンビーム源を用いた水素原子ビーム源の設計・製作を行い, 初期的な性能テストを行った.
設計・製作されたビーム源は, Marx Generator(コンデンサー用量C=0.2μFx6台, 最大充電電圧Vc^<Max>=6×40kV)及びPulse Forming Line(特性インピーダンスZa【similar or equal】3Ω(水使用), 長さl【similar or equal】3m)により, ダイオード部でパルス巾〜200nsの高圧パルスを発生させることができる. イオンダイオードは, 得られるビームの指向性及びアノードの寿命等を考慮して, Bθ電場による電子絶縁型とし, アノードは〜5mm感覚に鋼ピン(直径〜1mm^φを埋め込んだアクリル板を用いた. なお, 引き出されたイオンビームの集束場所の制御のためのBθ磁場用コイル, 及び中性化のためのガスセルも製作されていs zシ
ダイオードから引き出されたイオンビーム電流密度JiをBiased Charge Collectorで測定した. 得られた典型的な値は, マルクス充電電圧Vc=150kVの場合, ダイオード部より10〜20cm離れた場所でJi=20〜30A/cm^2, パルス巾〜(200〜400)nsであった. これは〜3×10^<11>cm^<-3>のビーム密度にあたる.
イオンビームのエネルギーは, ガス層を通過後中性化した原子の発光スペクトルのドップラーシフトより求めた. 得られた値はEb【similar or equal】100KeV 以上の実験は, 集束用コイルを用いず行われた. この場合, ダイオード部より50cm離れた場所では, ビーム密度は〜10^<10>cm^<-3>と低下する. 現在, 集束場所のコントロールを行うための実験を行いつつある.

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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