研究課題/領域番号 |
62580018
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
小谷 善行 東京農工大学, 工学部, 助教授 (20111627)
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研究分担者 |
高田 正之 東京農工大学, 工学部, 助手 (00126294)
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キーワード | 論理型プログラム言語 / 日本語処理 / Prolog / LOGO / 創造性開発 / 利用者インターフェース / 形式文法 / 計算モデル |
研究概要 |
昭和63年度に実施した、あるいは現在実施中の本研究の内容は以下の通りである。 (1)われわれの目指す創造性開発指向日本語論理型プログラム言語を実行する試作システムを、主として本研究費により購入したワークステーションsonynews830の上に、k-prologにより記述したものを試作した。また、これを用いて、利用者インターフェースの手触りを実験・検討している。 (2)この言語の文法的面からの利用者インターフェースをさらに検討するために、BackusのFPを中心に、ファンクショナル・プログラミングを計算モデルとしたプログラム言語を調査した。その結果、文法形式を関数型言語に近い形式とすることとした。 (3)この日本語論理型プログラム言語の本システムにおける効率的処理を行うための内部データ構造および処理方式を検討した。その方法として、リスト形式の中間コードによるものを採用した。ソースプログラムはこの中間コードにインクリメンタルにコンパイルすることとしている。この方式を検討するために、この中間コードを管理・実行する処理系を作成した。 (4)利用者インターフェースの一つとして、漢字仮名まじり表現の形態素解析について検討した。この結果、分かち書き方式は取らず、文字種区切り方式とすることとした。 (5)本学科の計算機システムが更新されたのに伴い、このLAN系を中心に、本研究に関連した機器の結合等の整備作業を行った。
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