研究概要 |
本研究により設計した日本語論理型言語の仕様およびシステムは、漢字表現などを含め、完成した段階であり、ほぼ当初の計画を実現している。これは報告「引数をもたない論理プログラム表現」で発表した。平成元年度は、言語システムさらに使いやすいものとするために改訂するとともに、つぎのような作業により、システムの実際的利用および評価、全体の総括をおこなった。 (1)処理系をLOGO使用者(教師など)に解放し、使い勝手など、システムの実際的見地からの評価を行なった。(小谷,高田) (2)IAC(利用者が教えるというパラダイムによる教育ツ-ル)を設計し、本日本語論理型言語の利用方式を検討した(小谷、高田) (3)LOGOとの対比などを通じて、システムの評価を行った。(小谷、高田) (4)マニュアルおよび報告を作成した(小谷、高田) (5)当学科に新しく導入される教育用計算機の上での実現を行った(小谷、高田) (6)同じ設計方針に基づいて、既存の手続き型プログラム言語の上に、論理型プログラミングの機能を実現する方式を検討した(小谷)。
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