研究概要 |
1.(演奏システム関係)2台のデジタルサンプリング型ピアノ音源を組み込んだピアノ音楽演奏システムを完成した。このうち、ソフトウエアを受け持つ構造的音楽記述言語についてその言語仕様を学会誌に、ハードウエアのインターフェイス部分についてその詳細設計を紀要に各1編(裏面記載)発表した。 2.(演奏分析関係)演奏家が実現する緩急法を同定するための数理モデルを作成し、これにもとづいて2拍子、3拍子の速度リズムの同定と解析をおこなった。その結果を下記の3件[1,2,3]にまとめて研究会にて口頭発表した。 3.(計算機演奏とシミュレーション関係)計算機演奏についての解説論文1編(裏面記載)を発表するとともに、下記の2件[4,5]を国際会議において口頭発表した。 口頭発表。1)田口:音楽のインテンポ演奏における音群速度。音響学会音楽音響研究会MA88-4,1988.6.2)田口、太田:3拍子演奏リズムの同定について。音響学会音楽音響研究会MA88-21,1989.1.3)太田、田口:ピアノ演奏技法の数理解析モデル。人工知能学会研究会 SIG-FAI-8804-1(2/1),1989.2.4)T.Taguti:Rendering piano music via a performance model.Paper HH5, 2nd US-Japan joint Meeting on Acoustics (Hawaii), November 1988. 5) T.Taguti:Modeling and analysis of musical performances on the piano. international Symposium on Music and Information Science (Tokyo), International Institute for Advanced Studies, March 1989.
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