• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1987 年度 実績報告書

素粒子の複合模型の展開

研究課題

研究課題/領域番号 62580076
研究機関名古屋大学

研究代表者

小川 修三  名古屋大学, 理学部, 教授 (20033772)

研究分担者 小沼 通二  慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (70027340)
廣川 俊吉  名古屋大学, 工学部, 助手 (10023095)
荒牧 正也  名古屋大学, 理学部, 助教授 (00022567)
沢田 昭二  名古屋大学, 理学部, 助教授 (50022546)
キーワード素粒子論の方法 / 坂田昌一「物理学と方法」
研究概要

素粒子の複合模型の発展に劃期的な貢献をしたと目される坂田昌一氏の未整理資料の収集整理を始めている. この中で太平洋戦争終了前に書かれた未刊の手書き原稿「素粒子論の方法」が発見された. この原稿は, 公開講演(多分聴衆は物理学者一般と推定される)のために用意されたと考えられるものであるが, 氏の物理学方法論形成を知る上で貴重なものであることかが判明した. そこでまずこの遺稿の熱筆年時を推定することを行った. 1)
坂田氏は早くから研究にあたっての科学方法論の重要性を主張していたが, 氏が京都大学においてまとめた卒業論文 2) にその萌芽が記されている(と氏自身も後年述べている 3) ). これと上記の遺稿とを比較検討することによって, 氏の科学方法論形成の発展の跡を具体的素粒子論の研究進展の中で明らかにすることを試みたものである. この成果は, 昭和63年春の日本物理学会物理学史分科において発表する予定である.
1)広川俊吉;未刊原稿 坂田昌一「素粒子論の方法」の執筆年時をめぐって, 物理学史通信(1988)
2)坂田昌一;原子核ノ理論ニ就テ(1933.3)
3)坂田昌一;私の古典-エンゲルスの自然辯証法」"物理学と方法"論集1, P.403(岩波書店1972)

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小川修三: Progress of Theoretical Physics Supplement. 85. 52-60 (1985)

URL: 

公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi