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1987 年度 実績報告書

低運動技能者の体育指導方法に関する分析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62580098
研究機関明星大学

研究代表者

野崎 忠信  明星大学, 一般教育(保健体育), 教授 (70062297)

研究分担者 今福 一寿  明星大学, 一般教育(保健体育), 助手 (50147922)
秋田 勝彦  明星大学, 一般教育(保健体育), 教授 (40062335)
綿貫 敏雄  明星大学, 一般教育(保健体育), 教授 (10062332)
佐尾山 秀治  明星大学, 一般教育(保健体育), 教授 (20062325)
キーワード低運動技能者 / 運動技能 / 体育指導 / 障害走 / ハードル / ハードリング
研究概要

本年度は女子の学生を対象に, 障害走の運動技能について分析を試みた. 障害走における運動技能の到達基準については, 50m障害走とした. つまり, 高さ, 68cmのハードルをスタートから12mの地点に1台目を置き, 2〜4台目までの間隔は, それぞれ7mとし, 4台目のハードルからゴールまでを27mとした. 特に2台目から4台目までのそれぞれのハードル間を3歩のリズムで走り通すことを主な条件とした. その際, 走破タイムおよび50mのタイムも計時し, 統計処理をした.
対象者74名の内, この基準に達した者(A群)は, 52名(平均タイム11秒6±0秒9), 基準に達しない者(B群)は, 22名(平均タイム13秒3±1秒4)であった. これらの中からそれぞれ5名を抽出し, 16mm映画撮影を行い, 踏み切りから着地までのハードリングについて動作分析を試みた. その結果は次の通りである.
(1)踏み切り足からハードルまでの距離はA群132.8cm±9.9, B群89.2cm±8.1であった. (B群の方がハードルに近いことがわかる) (2)ハードルから着地足までの距離は, A群86.8cm±13.9, B群82.3cm±9.9であった. (B群の方が狭いことがわかる) (3)空中動作中で一番高い地点(身体の合成重心)の距離は, ハードルの上端から計測して, A群44.0cm±3.2, B群42.3cm±5.9であった. (4)踏み切り足から振り上げまでの角度については, A群18.8度±3.8, B群22.0度±3.3であった. (B群の方が上体が立っている) (5)空中動作における前傾角度では, A群34.0度±5.3, B群22.2度±5.2であった. (6)着地点での前傾角度は, A群22.6度±3.3, B群15.4度±3.0であった. さらに踏み切りの初速度や重心移動の分析も試み, 両群の特徴が指摘された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野崎忠信,佐尾山秀治,秋田勝彦,綿貫敏雄 今福一寿: 明星大学研究紀要-人文学部-. 23. 67-79 (1987)

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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