研究課題/領域番号 |
62580098
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
野崎 忠信 明星大学, 人文学部・一般教育, 教授 (70062297)
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研究分担者 |
今福 一寿 明星大学, 人文学部・一般教育, 教授 (50147922)
秋田 勝彦 明星大学, 人文学部・一般教育, 教授 (40062335)
綿貫 敏雄 明星大学, 人文学部・一般教育, 教授 (10062332)
佐尾山 秀治 明星大学, 人文学部・一般教育, 教授 (20062325)
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キーワード | 女子学生 / サッカ- / ボ-ルキック / 低運動技能者 / 高運動技能者 / 体育指導方法 |
研究概要 |
研究3年目にあたる本年度は、女子学生を対象に、16mmの映画撮影(毎秒64コマ)によるボ-ルキック動作の分析を試みた。対象者は、評価基準に到達した21名の中から5名(高運動技能者群〜A群)、到達しなかった者22名の中から5名(低運動技能者群〜B群)を選定し、合計10名とした。評価基準は、2m以内の助走から、静止したボ-ルを3回連続キックさせ、10m先に設置した高さ58cmのハ-ドルを2回越えさせることを条件とした。本研究も同様とし、その結果は次の通りである。 1.ボ-ルスピ-ドについて(初速) インパクト後(ボ-ルの移動が視覚的に認められた時点)のボ-ル初速は、A群(秒速)17.2m±1.51、B群(秒速)14.1m±1.01であった。尚両群間には、危険率5%水準で有意な差が認められた。 2.足のスイング速度について インパクト直前の足の降り下ろし速度は、A群(秒速)10.9m±1.05、B群(秒速)12.3m+2.00で、後者の方が速い値を示した。 3.ボ-ル蹴り出し角度について インパクト後2コマ目の蹴り出し角度は、A群20.3度±5.46、B群9.2度±5.90で、両群間に危険率5%で、有意な差が認められた 4.インパクト時の腰角度について 腰角度は、A群108.9度±7.89、B群97.2度±7.00で、A群の方がやや角度が大きかったが、有意な差は認められなかった。 5.インパクト時の膝角度について 膝角度は、A群135.9度±11.5、B群123.8度±14.6で、A群の方がやや角度が大きかったが、有意な差は認められなかった。 上記以外にも、身体各部位(足関節中点、大転子、肩峰)の水平移動距離についても分析したが、A群は肩峰を除く項目でやや大きかった。
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