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1987 年度 実績報告書

原子炉熱中性子照射による核変換を利用したセラミックス破壊靭性値の増強効果の研究

研究課題

研究課題/領域番号 62580181
研究機関京都大学

研究代表者

跡部 紘三  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (90027467)

研究分担者 吉田 博行  京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (00027442)
キーワードセラミックス / 破壊靭性値 / 熱中性子 / 核変換 / ボロン
研究概要

本研究に関する補助金は昭和62年度10月に決まり12月に交付された. 従がって現在準備と予備実験を行なっているので以下に1部を述べる.
(1)原子炉を用いてセラミックス試料における機械的特性の照射効果を調べるためには多数の試験片を必要とする. これらの試料をミニサイズ化して, 限定された照射空間に多数入れる様に工夫した. このことにより発熱分布や線量分布を試料内で極力少なくした. このサイズ(12×2×0.5mm^3)で曲げ強度, 硬度, 破壊靭性値測定が可能であることを示すデータが得られた.
(2)ビッカース硬度(Hv)と破壊靭性値(Kic)評価にはビッカース硬度計を用いた. この装置はビッカース圧痕をモニターテレビで観測しながらHvとKicを測定することができ, 補助金により測定点を20点以上にして, コンピュータで統計処理しデータを評価できるようにした.
(3)Kicとの関連をみるため, 曲げ強度をミニサイズ試料で測定し, 標準試料を用いた場合と比較した. 又試料を液体チッソ中で試験できる方法も確立した.
(4)昭和63年度は上記の実績を基に, Sic(ボロン入り)の熱中性子場での照射を行ない, その結果を本格的に検討していく予定である.

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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