• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1987 年度 実績報告書

DNA結合性たんぱく質によるDNAの高次構造変換

研究課題

研究課題/領域番号 62580215
研究機関愛知医科大学

研究代表者

深田 允子  愛知医科大学, 医学部, 助教授 (70065548)

キーワードモノクローナル抗DNA抗体 / SpI因子 / プロモーター
研究概要

ヒトEGFレセプター遺伝子のプロモーター領域にはピリミジンclusterとSp1因子結合配列が重複ならびに隣接して存在しています. このプロモーターをCAT遺伝子の上流にもつプラズミドpERCAT1をもちいて, ビリミジンclusterに特異的に結合するモノクローナル抗DNA抗体(5H4)とSp1因子がプロモーター活性にどのように影響するかをCAT遺伝子の発現とpromoter extension法による転写反応により調べました. 5H4抗体のFab分画をpERCAT1に結合させた後でin vitro転写反応を行うとSp1因子を添加しても, 転写促進効果は認められませんでした. 5H4が結合したため, Sp1因子が鋳型DNAに結合できなくなったのか, あるいはSp1因子は結合しているが転写促進因子として機能していないのか現在検討中です. Sp1結合配列が線状DNA内にあっても, 超らせん閉環状DNA内にあっても, Sp1因子は同程度結合しますが, 超らせん閉環状DNAの転写をより強く促進しました. この結果はDNA結合蛋白質の機能発現に鋳型NDAの高次構造が重要な役割をもっていることを示唆していると思われます.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Fukada & K.Hoshikawa: Nucleic Acids Research. Synposium series. 19. 69-72 (1988)

  • [文献書誌] M.Fukada, K.Yoshikawa & Y.Miyagawa: J.Immunolobical Methods.(1988)

  • [文献書誌] M.Fukada & K.Yoshikawa: J.Immunology.

URL: 

公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi