研究課題/領域番号 |
62580260
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鈴鹿工業高等専門学校 |
研究代表者 |
久保田 郁夫 鈴鹿工業高等専門学校, 学校長 (10043283)
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研究分担者 |
中井 洋生 鈴鹿工業高等専門学校, 外国語教室, 講師 (50155652)
出口 芳孝 鈴鹿工業高等専門学校, 外国語教室, 講師 (40180103)
松林 嘉煕 鈴鹿工業高等専門学校, 外国語教室, 助教授 (70043312)
野村 武 鈴鹿工業高等専門学校, 外国語教室, 教授 (30043285)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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キーワード | 語学教材開発支援システム / 統合的語学教材 / 範疇素性と統語規則のデータ化 / リレーショナルデータベース / DBMS / dBASE / CIA / 自然言語分析 |
研究概要 |
本校卒業生やその就職先、進学先のスタッフとの面談と在学生の学力分析から、本校学生に与うべき最低到達目標としての語学「知識」とは何かを検討し、それは「最も一般性のある型(5文型)とその構成要素(6要素、4品詞類)の構造に関する知識と、それを理解する為に最少限必要な語彙であるとの結論に達した。 次に、上記の観点から、文型集・文法集・語彙集の為の言語データを集め、下記のプログラムシステムを通じて、パソコン上にデータベース(DB)化した。更に各教材に共通の統合化された言語材料を供給する必要から、計画外であったが、文例用データもDB化した。当初予定は、これらの基礎データの印字迄であったが、文型集と文法集は、パソコン上で編集し教科書の体裁に迄仕上げた。 一方、プログラミングの過程で、リレーショナルデータベース(RDB)の特性を生かせば各学習事項に与えられる章節番号を体系的にコード化する事によって、統語規則、範疇素性とそれらの関係を表現できるとの指摘がなされ、特に文法・文型集の章節構成法に反映された。 言語材料DBを管理し、データを教材原稿として出力するためのプログラムシステム'GRAMMARIAN II'を開発した。更に、計画外であるが、研究の本旨に照らして、言語材料の統合化用のプログラムを付け加えた。これらのプログラムはdBASE言語で書かれCLIPPERでコンパイルされた。但し、コンパイラの上位互換性及び日本語化が不十分で、バグを避けるために機能を削らざるを得ず、それでも画面表示に不満が残るものとなった。 本システムは、英語の核データをRDB化し、データとして言語規則や素性をも扱えるという特長を持ち、将来言語分析用のエキスパートシェルに発展させ得るものとなった。
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