研究分担者 |
徳重 正信 京都大学, 理学部, 教授 (20025266)
稲田 祐二 東京工業大学, 理学部, 教授 (40016035)
岡田 弘輔 大阪大学, 工学部, 教授 (20028947)
太田 隆久 東京大学, 農学部, 教授 (30011844)
大塚 栄子 北海道大学, 薬学部, 教授 (80028836)
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研究概要 |
Mucorからクローン化したレンニン遺伝子を酵母S.cerevisiaeに導入したところ, プレプロ配列は正常に機能し切断された. こうして確立した発現系を用いて, 触媒機能に関与するHis, フラップ領域芳香族アミノ酸の置換のため部位特異的変異を実施した(別府). T4エンドヌクレアーゼV遺伝子を化学合成し, 大腸菌のtrpプロモーターの下流に挿入することによって本酵素蛋白を大量に精製した(大塚). 高度好熱菌T.caldophelusからプロテアーゼであるアクアライシンIの遺伝子をクローン化しその全塩基配列を決定した(太田). B.pumilusのキシラナーゼ遺伝子の塩基配列を決定し, アミノ酸の一次配列を決定した. 本キシラナーゼの良好な結晶を用いて2A2F2の分解能でX線解析を行った. また重原子置換対のX線解析も行ない, 本酵素は大小2つのドメインからなり, その間にキシラン分子が入ると思われるクレバス構造が存在していた(岡田). PEG-リパーゼを用い各種テレペンアルコールと各種脂肪酸から高効率でテルペンアルコールエステルを合成した. PEG-ヘミンのペルオキシダーゼ活性を利用し, 有機溶媒中の過酸化脂質の定量に成功した(稲田). アスパルターゼの活性中心近傍に存在するCys-430をTrpに変換した酵素を造成した. その諸性質の検討から, Cys-430は基質との結合に関与する位置に存在し, 触媒活性には必須ではないが何等かの貢献をしていることが判明し, 特にアルカリ側の活性発現に重要であった. (徳重). 外膜蛋白であるOmpFとCの遺伝子を用い, 多種類のキメラ遺伝子を構築する一般的な方法を開発した(水野). 枯草菌のα-アミラーゼのシグナル配列の長さと分泌効率の関連を調べた. またシグナル配列に部位特異的変異を行った. (山根). GD3ガングリオシドに対するモノクローナル抗体により, GD3の細胞表面における出現が細胞増殖制御に関わっていることが示唆された(永井).
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