研究課題/領域番号 |
62810006
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
八重樫 純樹 国立歴史民俗博物館, 情報資料研究部, 助教授 (30006358)
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研究分担者 |
泉 拓良 奈良大学, 文学部, 助教授 (30108964)
西本 豊弘 国立歴史民俗博物館, 孝古研究部, 助教授 (70145580)
菅原 研次 千葉工業大学, 電子工学科, 助教授 (00137853)
倉田 是 千葉大学, 工学部, 教授 (00009218)
小林 達雄 国学院大学, 文学部, 教授 (70119048)
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キーワード | 土偶 / デ-タ収集 / 画像 / デ-タベ-ス / 学術デ-タ / 縄文 / デ-タ流通 / 実証 |
研究概要 |
(1)土偶研究と調査の研究集会は11月24、25日に福島県柳津町で行った。全年度で土偶出土の地域的状況の概要情報把握の主要部分はほぼ掌握でき、今回研究は土偶研究視点の可能性について行ったものである。今後広域的考古学学術情報が形成された後の方向性と発展の可能性を探るものである。 (2)土偶デ-タ収集については、孝古学の現状から途中で全体の約半数近く(6〜7、000件)が収集されたら大成功である確信するにいたっていた。しかし、本年度さらに3、000件以上収集され累計9、000件以上である。来年度中は10、000件を超える。図像情報も含めてあり、考古学情報の現状において画期的な学術情報量である。本研究組織の分担・協力者各位の極めて熱心な協力のおかげであり、今後とも発展的に組織研究を継続してゆく必要性がある。 (3)支援システムの問題は画像情報デ-タベ-ス等各種実験をおこない問題点が明らかとなり、モデルが得られた。 (4)全体を「研究成果報告書」にまとめ、4月中に出版予定である。今後、貴重な研究集会報告の出版も含め、公開学術デ-タに向け、作成デ-タ内容の全体的検証、また地域的にデ-タ収集補完の必要性、多くの未整理・入力残デ-タ(3、000近く)の入力等これらを組織共同で行う。支援システムとして、本研究モデルから各種レベルと規模のものを具体化してゆく必要がある。本デ-タを通じて、縄文文化資料デ-タ集成、発展的研究、デ-タ利用・流通・形成方法の実証化と普及。さらに研究成果を学術社会に還元貢献するため組織的に継続研究してゆく必要がある。
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