研究課題/領域番号 |
62830001
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研究機関 | 姫路獨協大学 |
研究代表者 |
藤田 正寛 姫路獨協大学, 経済情報学部, 教授 (50031381)
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研究分担者 |
宮田 亘朗 香川大学, 経済学部, 教授 (20035918)
二木 雄策 神戸大学, 経営学部, 教授 (40030738)
三木谷 良一 神戸大学, 経済学部, 教授 (30030670)
水島 一也 神戸大学, 経営学部, 教授 (70030707)
則武 保夫 立正大学, 経済学部, 教授 (50030656)
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キーワード | 本邦金融機関 / 国際化実態調査 / デ-タベ-ス / システム化 / 国際資金循環表 |
研究概要 |
我々が研究の対象としてきた金融および金融機関の国際化は、近年急速に進展した分野であり、実態を把握することは大変困難であると同時に、重要性の高い研究課題である。本研究の最終年である平成元年度は、過去2年間にわたって実施してきた実態調査の整理、分析をおこなった。従来通り、研究分担者を、邦銀グル-プ、在日外銀グル-プ、証券グル-プ、保険グル-プ、およびデ-タベ-ス整美グル-プの5つに分けた。各業態を担当するグル-プは、アンケ-トの回収率を高めるために、再三にわたる回答の督促を行うとともに、回収したアンケ-ト結果の内容の確認のために必要に応じて、個別に、各種金融機関,大蔵省,日本銀行,東京証券取引所などの担当者に対するインタビュ-調査をおこなった。金融機関にとって国際化が戦略的重要性を高めてきたので、経営戦略的な判断から回答を拒否する金融機関も多数あり、アンケ-トの回収には困難をともなったが、上で述べたような努力の結果として信頼に足りる基礎資料ができあがり、デ-タベ-ス化することが可能となった。デ-タベ-ス整備グル-プの基礎的な研究と相まって、本邦金融機関の国際化に関する貴重な資料が、神戸大学経済経営研究所の機械計算室においてFUJITAシステムとして整備され、分析に利用できるようになった。このような実態調査の成果を基に、各グル-プ単独の研究会が頻繁に行われたのはもちろんであるが、必要に応じて研究分担者全体による研究会や関連グル-プ間での共同研究会が開かれ、分析の質を大いに高めることができた。特に近年のように学問が細分化されてきているなかで、全体研究会や関連グル-プ間の研究会は研究対象への理解を深める上で貴重であった。なお本年は、最終年度であるので、最終報告書を作成した。今後さらに、研究を積み重ねるとともに、我々の研究成果を近く公刊する予定である。
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