研究課題/領域番号 |
62850004
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
本田 捷夫 東京工業大学, 工学部, 助教授 (10016503)
|
研究分担者 |
大山 永昭 東京工業大学, 工学部, 助教授 (50160643)
|
キーワード | 干渉計 / コモンパス / コニカル非球面 / フリンジ・スキャン / ヌルテスト / 散乱光干渉 / ゾーンプレート / 縞画像処理 / 偏光干渉 / PZT / 形状回帰 |
研究概要 |
本研究は2年継続の研究であり、今年度(昭和63年度)はその最終年度である。 昨年度におこなった研究課題として、 1)変調偏光干渉法によるフリンジ・スキャン実現法の開発 2)干渉縞処理法 3)被測定面の形状への回帰 4)スキャッタ・プレート作成法の開発 をおこなったが、今年度はこれをふまえて、 1)ピンホールを特定位置に配置したスキャッタ・プレート干渉計と等価で更にS/Nのよい干渉縞パターンが得られるゾーン・プレート干渉計の提案 2)1)で提案した干渉計で非球面のヌルテストを実現するゾーン・プレートの光学的手法による作成法の開発 3)PZTを用いたフリンジ・スキャン法の導入 4)フリンジ・スキャンにより得られた縞パターンの前処理および位相決定アルゴリズムの開発 5)各種コニカル非球面ミラーに対するヌルテストの実現性の検討 のそれぞれについて研究・考察をおこない、上記方法を実現できる計測システムを試作した。その結果、測定現場で非球面度の大きい大口径凹面ミラーのヌルテストを高精度でおこなえる見通しを得た。 詳細については、近々『研究成果報告書』としてまとめ、出版するべく準備をすすめている。
|