研究課題/領域番号 |
62850035
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
松永 成徳 九州工業大学, 工学部, 教授 (70039030)
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研究分担者 |
塚本 寛 九州工業大学, 工学部, 助教授 (50117305)
宇野 美津夫 九州工業大学, 工学部, 教務員 (60142353)
岡本 実 九州工業大学, 工学部, 助手 (00128117)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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キーワード | 流体計測 / ピト-管 / 三次元流計測 / 非定常流計測 / 自動計測 / 流速測定 / 圧力測定 |
研究概要 |
従来、非定常流計測用5孔ピト-プロ-ブを使い、タ-ボ機械内部流れなど複雑な流れを測定するには、時間と労力を伴うため実験困難であることが多かった。本研究により、高速応答形5孔ピト-プロ-ブ自動計測システムが開発され、手軽で迅速な計測が可能となった。また、多種実験装置、流動状態での応用計測を行い、ハ-ド、ソフト両面からシステムの完成を目指した。その結果、以下のような成果が得られた。 1.パ-ソナルコンピュ-タ、増設メモリボ-ド、拡張ボ-ド、ステッピングモ-タ、、モ-タドライバなど市販品を利用し、拡張性、汎用性を考慮した自動計測システムを完成した。 2.数多くの実験経験から学んだノウハウを計測ソフトウェアとして、システムに取入れ、自動方向探査機能を持つ計測ロボットとした。その結果、非定常流5孔ピト-プロ-ブに関する知識が十分でなくても、使用可能となった。 3.測定したデ-タの計算処理ソフトを完成し、ディスプレイ上での結果表示、プロッタ出力を容易にした。それらにより、測定結果の判断が即座にできるようになり、実験の能率化が可能となった。 4.自動トラバ-ス装置、計測システムを平均流測定用ピト-管(空気機械用)に流用、デ-タ処理部分を圧力計測など、5孔ピト-プロ-ブ以外の流体計測にも応用し、その汎用性を確認した。 これらによって、ピト-プロ-ブによるタ-ボ機械内部流動状態の計測が、研究段階のみならず実用段階でも使用可能となることが期待される。
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