研究課題/領域番号 |
62850099
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
森 忠次 岡山大学, 工学部, 教授 (00025850)
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研究分担者 |
阿部 宏史 岡山大学, 工学部, 助教授 (10144320)
服部 進 福山大学, 工学部, 助教授 (50108122)
星 仰 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (80026129)
岡本 厚 京都大学, 工学部, 助手 (30026265)
谷口 健男 岡山大学, 工学部, 助教授 (30026322)
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キーワード | 実体観測 / 画像処理 / 偏位修正 / ひずみ補正 / 斜写真 / 写真測量 / 三次元測定 |
研究概要 |
ディスプレイ上において実体観測を行うための、精密な画像表示の方法を検討した。通例の画像表示では、原画像と表示画像の間に線形関係が成立していると仮定しているが、レンズひずみなどの非線形な変換関係をも正しく考慮に入れようとすると、ディスプレイ上の点の原画像における対応点を求めなければならい。この計算は非線形変換の逆変換を行うことになるので手数がかかる。したがって、一度原画像の非線形変換を行った補正画像を先に作って、この補正画像をディスプレイに表示することにした。補正画像の画素ごとの座標は不規則に配置されることになるので、ディスプレイに表示しようとすれば、このように配置された画素のデ-タを内挿することになる。 工学的な利用面では、ほぼ平面状の物体を斜めから写真撮影しなければならない場合が多い。このような写真記録を従来の機器を用いて偏位修正画像を作ろうとすると、種々の制約があり、撮影条件によっては偏位修正の不可能なこともある。このような場合に、固体撮像素子カメラの記録を用いれば、どのような条件の記録であっても変位修正が可能なことを明らかにした。この場合に、被写体上における基準点の座標が不明であっても、平行・直角・等長というような相対的な条件さえ明らかであれば、偏位修正が可能なことも明らかにした。 システム全体としては、画像処理の一部をパ-ソナルコンピュ-タに実行させるように改良した。
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