研究課題/領域番号 |
62850121
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属製錬・金属化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
八木 順一郎 東北大学, 選鉱製錬研究所, 教授 (20006050)
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研究分担者 |
春名 淳介 新日本製鐡(株), 技術研究本部・名古屋技術研究部, 主任研究員
小舞 忠信 新日本製鐡(株), 技術研究本部・名古屋技術研究部, 部長
秋山 友宏 東北大学, 選鉱製錬研究所, 助手 (50175808)
高橋 礼二郎 東北大学, 選鉱製錬研究所, 助教授 (30006051)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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キーワード | 水性ガスシフト反応 / 触媒 / 還元ペレット / 電解水溶液法 / 触媒有効面積 / 触媒能 / 高圧気相反応 / 反応速度式 |
研究概要 |
平成元年度は研究期間3年の最終年度にあたる。研究はほぼ当初の計画に従がって進められてきたが、本年度は主に次の研究を行ない、全期間の研究成果をとりまとめた。 1.酸化鉄ペレット触媒充填層における気相反応の反応速度 還元鉄ペレットの触媒能は触媒作成温度、ガスの種類および保持温度等によって変化することが明らかとなった。 2.金属触媒表面積の測定法の開発 気相反応の反応メカニズムを明らかにし、反応速度式を確立するためには触媒の表面積を正しく評価することが必要である。しかし、多孔質触媒のみならず、金属触媒の表面は必ずしも滑らかでなく、その幾何学的形状から表面積を求めることができない。 ここでは、電解水溶液法によって金属触媒の外表面積を正確に測定する方法を開発した。その結果、ニッケル球および鉄触媒の外表面積は幾何学的に評価した面積よりも約45%大きいことが明らかとなった。 3.金属触媒充填層における気相反応の反応速度 ニッケル球および鉄触媒充填層における気相反応速度を高温、高圧下で測定した。得られた結果に基づいて水性ガスシフト反応の反応速度式ならびに速度定数を決定した。触媒有効反応面積は電解水溶液法によって求めた値で評価した。 4.本研究結果のとりまとめ 研究期間3年の研究成果のまとめを行なった。
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