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1988 年度 実績報告書

睡眠時無呼吸症候群の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 62870033
研究機関東北大学

研究代表者

滝島 任  東北大学, 医学部, 教授 (20004765)

研究分担者 井上 洋西  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (40133962)
菊池 喜博  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (20195217)
清水 芳雄  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90005421)
飛田 渉  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (10142944)
キーワード睡眠時無呼吸症候群 / 上気道閉塞 / 電気刺激 / デマンド型オトガイ舌筋刺激装置
研究概要

2年度の第一の目的である睡眠時無呼吸発作検知装置を使って睡眠時無呼吸症候群の疑われる症例を対象に在宅モニターを行ないスクリーニング検査としてのシステムを確立することであった。前年度に完成をみた在宅睡眠時呼吸モニター(アプノモニター)を利用し、これまで延べ約500例の症例について行なった。このうち睡眠時無呼吸症候群が142例で無呼吸数200以上の症例が63例、無呼吸数31〜200の症例が79例であった。本装置は操作が極めて容易でスクリーニング検査用として、極めて有用であり国内外の学会発表で高い評価を受けた。
第二の目的である睡眠時無呼吸発作検知装置とオトガイ舌筋刺激装置を合体した単一機器のデマンド型オトガイ舌筋刺激装置の開発もほぼその完成を見た。閉塞型睡眠時無呼吸症候群に実際使用し検討した。本装置を使用した睡眠時には、コントロール睡眠時に比し無呼吸発作が有意に減少し、動脈血酸素飽和度の低下も改善し、睡眠ステージも深くなった。本法が閉塞型睡眠時無呼吸症候群の新しい治療法としてその有用性が確かめられたが、いずれも入院患者を対象とした短期使用経験についてであり、長期使用さらには在宅使用の効果については今後の研究課題となった。
基礎研究としてのオトガイ舌筋刺激刺激に関する研究については、上気道表面に界面活性剤を塗布して、上気道を閉塞すると、上気道が開放する時のオトガイ舌筋の刺激閾値は低かった。今後、上気道の界面活性剤の塗布が閉塞型無呼吸症候群に対するオトガイ舌筋刺激法の補助的療法として応用可能かどうかについては今後の研究課題である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Miki;W.Hida;C.Shindoh;Y.Kikuchi;T.Chonan;O.Taguchi;H.Inoue;T.Takishima: Am.Rev.Resper.Dio.

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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