研究課題/領域番号 |
62870070
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
増田 寛次郎 東京大学, 医学部(病), 教授 (60010188)
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研究分担者 |
小杉 正明 HOYA, 事業部学術課, 学術課長
大鹿 哲郎 東京大学, 医学部(病), 助手 (90194133)
新家 真 東京大学, 医学部(病), 講師 (00092122)
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キーワード | セルフレアメーター / エンドトキシン / 炎症定量測定 / 術後炎症 / 非ステロイド点眼液 |
研究概要 |
新しく開発したフレア、セルメーターを使って前房中の蛋白量および細胞数の測定を、定量的および客観的に行なった。本年度の実施計画に基づき次の結果を得た。 1.コンピュータのソフトを改良して、測定時間の短縮、操作性の簡便化につとめた。 2.エンドトキシンを眼以外の部位に注射して、眼に炎症を起こさせることができ、眼にさわらずに眼炎症を惹起できる動物モデルができた。このモデルを使って、エンドトキシン注射前からロイコトリエン生合成酵素リポオキシゲナーゼ阻害剤を使用して、炎症がよく抑制されることがわかった。特に炎症の後半部分に表われる前房水中細胞増多は強く抑えられた。 3.ベーチェット病、サルコイドーシス、原田病などの疾患患者の前房中蛋白や細胞数を測定することにより、患者の病態の把握、経過の良否、治療効果の有無を判定できた。 白内障術後の観察結果より、術後炎症が術後第一日目に最も強く、その後は徐々に消褪するが、中に4〜5日前に炎症が再燃することもある。非ステロイド性消炎剤の術前、術後点眼により、術後炎症の軽減が出来ることが証明された。 術後の炎症の定量的経時的測定から、眼内レンズの良しあし、手術術式の検討ができた。
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