私どもは6年前から開発プログラムにBASIC言語を用いて、データを用手入力するプログラムを開発し、高診断率を得ることが出来るようになった。これは、従来日本電気技術陣と共同して開発したカルテ型心電図解析装置(KARTIZERー2800)、ないしKARTIZERー4000に比し、著しく高い診断精度を得た(亀井康行ら発表)。 昨年は心電計の信号の処理と解析の高速化のためC言語に書き換える作業を行った。波形診断の部分について作業が完了したのでKARTIZERー2800のVersion4の診断精度実験に使用した患者データがフロッピーディスクに蓄えてあったので、そのデータのうち407例を使用して診断精度実験を行った。その結果、診断精度はすべての診断項目について99%を超える確度を得ることが出来た(松戸隆之ら発表)。 本年は不整脈診断について先ずBASIC言語でプログラムを作成し、ついでC言語に書き換えた。しかし、不整脈診断についても心房粗動などを除きほぼ同様の診断精度を得た。今後完成を目指して努力したい。
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