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1988 年度 実績報告書

オットセイ骨格筋抽出血管活性ペプチドの歯周疾患への基礎と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 62870110
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

伊藤 春生  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (10084716)

研究分担者 塗々木 和男  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (90139577)
岡部 栄一郎  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (50097276)
キーワードオットセイ骨格筋抽出血管活性ペプチド / ハムスターチークポーチ / 微小血管 / 二重盲検法 / 歯周疾患
研究概要

オットセイ骨格筋抽出粗分画と、D分画の主体であるカルノシンの末梢循環系に対する効果は、1)イヌ歯肉、頸動脈、および大腿動脈の血流量を用量依存性に増加させ、さらに、2)ハムスターチークポーチの微小血管を拡張させる、などを特徴としていた。また、ハムスターチークポーチ微小血管拡張は、とくに静脈系に著明であった。このようなオットセイ骨格筋抽出粗分画の作用が、歯周疾患に有効かどうか検討した。抽出物を0.01、0.1、0.25、0.5および1.0%含有した歯摩剤を調整し、前歯部に発赤、腫張の著しい歯肉炎や歯周組織炎の患者で、とくに軽度〜中等度の歯肉炎に適用した。歯摩剤使用後の口腔内診査は、1週間に1回、5週間に渡って実施した。この結果を、二重盲検法で推定した場合、有意な歯肉炎改善効果が認められた。とくに排膿・出血を著明に改善した。以下、本抽出物による歯周疾患症状の改善効果は、発赤>腫張>歯肉の色調と増殖>盲のうの深さの順であった。口嗅と歯牙の動揺に対しては、さほどの効果を示さなかった。以上のことから、オットセイ骨格筋抽出粗分画は、歯周疾患に有効であることが明らかとなった。この効果は、前年度に同定した粗分画中の種々物質のもつvasoactiveな作用の相互作用によってもたらされたものと考えられる。さらに、粗分画中に含まれる物質を単独で用いた場合の循環系に対する作用と、また、副作用の点から考慮すれば、粗分画の状態で臨床的応用がなされるべきであると結論づけられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 塗々木和男,岡部栄一郎,斎藤元,中山義之,本木芳昭,稲津正人,辻谷典彦,伊藤春生: 歯科薬物療法. 7. (1989)

  • [文献書誌] 塗々木和男,岡部栄一郎,冨川重治,中山義之,本木芳昭,稲津正人,辻谷典彦,伊藤春生: 歯科薬物療法. 7. (1989)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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