研究課題/領域番号 |
62880015
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
鳥羽 栄治 信州大学, 繊維学部, 教授 (60010956)
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研究分担者 |
岩佐 昌征 信州大学, 繊維学部, 助手 (40092861)
関口 定 信州大学, 繊維学部, 助手 (90021162)
清水 義雄 信州大学, 繊維学部, 助教授 (20150675)
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キーワード | パワースペクトル / 自己相関々数 / テクスチャーパターン / 自動検反システム / 画像処理 / エキスパートシステム |
研究概要 |
繊維産業において織物の検査工程の自動化は遅れており、今日でも布の検反は人間の視覚判定に依存している部分が多い。 本研究は実用的な自動検反システムを構築するために、レーザ光を用いた自動検反システムの試作実験と画像処理を用いた自動検反システムの試作実験を試み、以下に本研究でえられた主な結果を示す。 (1)織物表面にレーザ光を照射し、織物の反射光及び透過光の自己相関々数、パワースペクトルなどを求めることにより、織物の欠陥(たとえば、糸むら、織段など)を検出可能である。 (2)テクスチャーパターンを同時生起行列法で処理することにより、自動的に織物の織組織の識別が可能である。 (3)テクスチャーパターン画像に対して局所的最大値フィルタ処理及び局所的最小値フィルタ処理を行うことにより(2個の画像を使って差分画像を求める)非常に小さな織物欠陥をも検出できることが判明した。 (4)今後の課題として実時間自動検反システムの検討が必要である。
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