研究課題/領域番号 |
63043034
|
研究種目 |
海外学術研究
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坪内 良博 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (00027583)
|
研究分担者 |
吉川 利治 大阪外国語大学, 教授 (60030144)
奥平 龍二 東京外国語大学, 教授 (30143621)
五十嵐 忠孝 京都大学東南アジア研究センター, 助教授 (30107510)
土屋 健治 京都大学東南アジア研究センター, 教授 (60009701)
石井 米雄 京都大学東南アジア研究センター, 教授 (70027580)
|
研究期間 (年度) |
1988
|
キーワード | 東南アジア / 都市形成 / イスラム / 上座部仏教 / 植民地都市 / 法観念 / 王権秩序 / 都市圏域 |
研究概要 |
本研究計画の目的は、東南アジアの都市形成に及ぼした「外文明」の役割を第1に、交易・宗教・法概念などに関する広域ネットワークの形成という視点から明らかにし、第2に東南アジアにおける都市圏域と農村世界の間の相互浸潤作用の型を解明することによって明らかにすることである。全体計画は4カ年計画として行なわれ、初年度においては、エジプト、インド、スリランカ、および東南アジアの各地で資料収集を行なっており、本年度は第2年次の中間的な調査統括の年に当たる。 本研究計画では、イスラム世界、インド世界、上座部仏教世界、西欧キリスト教世界、中国文化世界の各々が、それぞれの文明のネットワークを通して東南アジアの都市形成に果たしてきた役割の特性を明らかにし、東南アジア型都市文明の形成の特徴を、「外文明」による変容と内容と内発的展開という両面において把握することが、試みられた。 中間的まとめの時期にあたる本年度では、各研究者はそれぞれに関与した地域を対象として上述の問題意識の下に個別的な試行的考案を行なった。それぞれの研究分担者の分担テーマは以下の如くであって、これらの一部が中間報告書の形をとって、英文あるいは邦文でまとめられた。 石井米雄 法観念と王権秩序(タイ国) 奥平龍二 法観念と王権秩序(ビルマ) 土屋健治 イスラム的交易都市および植民地都市 吉川利治 タイ国の都市形成(バンコク) ニティ・イョウンリウオン タイ国の都市形成 グナワリダナ、R.A.L. スリランカの都市形成 福井捷朗 都市圏域の展開(タイ国) プラサート、Y. 都市圏域の展開(タイ国) 五十嵐忠孝 都市圏域の展開(タイ国)
|