研究課題
本特定研究「植物の生活環調節機構の動的解析」は、3系6班からなる計画研究班(班長を含めて計57人)を統括し、総合的計画、指導、連絡、評価等を行う総括班として編成されたものである。本年度の活動を行うに当たり、昭和63年6月11日に第一回総括班会議を開催し、63年度における本特定研究領域全体にわたる事業計画、ならびに総括班の役割について検討を加えた。それにしたがって、A系は昭和63年8月27日に、B系は10月15日に、またC系は平成元年1月13日に公開シンポジウムを総括班の援助のもとに開催した。そのほか、昭和63年11月19日に、外国人研究者を交えた計6人の講演者による公開シンポジウムを総括班主催で行った。11月18日には第二回総括班会議を開催し、63年度の成果報告書の作成、ならびに3年間にわたる本特定研究の成果報告書作成、出版(科学研究費補助金平成元年度「特定研究成果とりまとめ」による)について検討した。その結果、3年間全体の成果報告書作成のための編集委員会を設置することが決定した。また、本年度は最終年度であることから、成果報告会は計画研究班の全班員によって63年度最終の時期に行われることになった。広報活動としては、前年度にひきつづき、EPANGELIA(ニュースレター)の作成が行われ、第5号、第6号がそれぞれ昭和63年8月、平成元年3月に発行された。それらは、本特定研究関係者のみならず、この領域に関心を持つ多数の人に送付された。このほか、本特定研究において得られた成果をさらに発展させ、先端的研究分野を開拓するためのプロジェクト研究策定の可能性が総括班において討議され、それに基づいて関係分野の研究者に種々の指針が与えられた。