研究課題/領域番号 |
63114005
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉田 博 大阪大学, 医学部, 教授 (70028273)
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研究分担者 |
栗山 欣弥 京都府立医科大学, 教授 (20079734)
高木 博司 京都大学, 名誉教授 (60025674)
塩谷 弥兵衛 大阪大学, 医学部, 教授 (60028347)
大塚 正徳 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60013801)
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キーワード | 内因性神経活性物質 / 活性物質変容体 / 脳機能 |
研究概要 |
昭和60年度より62年度まで3年間にわたり特定研究「内因性神経活性物質の研究」が約60名の班員により精力的に進められ、多くの新しい知見を得、その領域の研究の進歩にかなりの貢献をすることが出来た。 本年度はその成果のとりまとめの年にあたり、総括班で慎重に検討した結果我々が見出した新しい知見をこの領域の研究者に広く知らせることが我々の社会的責任であるとの結論になった。そこで各班の班長の方と相談し、各研究領域の代表的研究者26名の執筆を得ることとなった。そして「内因性神経活性物質」と題した300頁あまりの本が出来上った。本書は 1.神経活性物質とその作用 2.神経活性物質の存在と生成 3.神経活性物質の受容体とその活性化反応 4.脳機能およびその異常と活性物質 の4章からなる。内容はこの3年間に得られた新知見とともにこの領域に関心を持つ多くの人達に容易に理解できるよう総説的な面も含めた。 出来上った本書を広く配布し、この領域での我国の多くの研究者に役立ち、この領域の研究を促進することが出来ればと期待している。
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