研究課題/領域番号 |
63300009
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 北海道大学 (1990) 大阪大学 (1988-1989) |
研究代表者 |
林 紘三郎 北海道大学, 応用電気研究所, 教授 (90026196)
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研究分担者 |
村上 輝夫 九州大学, 工学部, 教授 (90091347)
辻岡 克彦 川崎医科大学, 助教授 (30163801)
田中 正夫 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (40163571)
佐藤 正明 筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (30111371)
赤松 映明 京都大学, 工学部, 教授 (40025896)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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キーワード | バイオメカニクス / 循環力学 / 呼吸力学 / 人工臓器 / 生体組織 / 細胞力学 / 機能的適応 / 最適設計 |
研究概要 |
生体が持つ構造とそれらの諸機能を解明し、それらを健全に維持・強化したり、低下した機能を回復させる方策を、バイオメカニクスの立場から探求した結果、以下の成果が得られた。 1.循環呼吸器力学、人工臓器力学、軟硬組織力学、生体動力学などの固有分野の具体的研究を通して、生体特有の不均一性、異方性、非線形性を取り扱うために連続体力学の見直し、力学的観点からの生体の機能的適応機能の把握と意義付け、人工臓器と生体適合性に対する力学的アプロ-チの開発、新しい観察・計測技術の展望、およびガス・流体・物質移動に関する基本原理の整理と方法論の見直しを行なうことが出来た。 2.バイオメカニクスの分析的アプロ-チの有効な方法の一つとして、細胞レベルに於ける様々な力学的現象の解明が要請されるようになってきており、その一環として力学的影響下の細胞の挙動に関する研究を開始するとともに、この方面の研究の現状の調査と将来性の検討を行った。 3.本研究課題に関する研究調査と研究交流を行なうために、平成2年8月に米国カリフォルニア大学で開催された第1回世界バイオメカニクス会議と、平成3年1月に大阪大学で開催された第2回バイオメカニクスカンファレンスに参画するとともに、日本機械学会バイオエンジニアリング部門と日本ME学会バイオメカニクス研究会を中心とした関連研究集会の実施に積極的に協力した。 4.本研究代表者と分担研究者が中心となって、平成4年度発足重点領域として、「生体機能と構造の維持・回復・強化のバイオメカニクス」(申請代表者:林紘三郎)を申請した。
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