研究課題/領域番号 |
63300010
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
馬場 伸也 大阪大学, 法学部, 教授 (50055307)
|
研究分担者 |
黒沢 満 新潟大学, 法学部, 教授 (10111709)
初瀬 龍平 神戸大学, 法学部, 教授 (40047709)
武者小路 公秀 国連大学, 副学長 (80053536)
平野 健一郎 東京大学, 教養学部, 教授 (40012463)
福田 歓一 明治学院大学, 国際学部, 教授 (10009780)
|
キーワード | 政府開発援助 / 軍縮 / 国際連合 / 民族・人種問題 / 多元国家 / ペレストロイカ / 福祉政策 / 人類益 |
研究概要 |
1.研究会活動 福祉国際社会をどのように規定するか、まず全体の合同研究会で論点をまとめた。次いで多くの分野からこのテーマにアプローチすべく地区ごとでの研究会をそれぞれ4回づつ開催した。 (1) 合同研究会(1988年7月9日.東京) (2) 関西地区研究会 第1回(9月17日):人類益と福祉国際社会(馬場伸也)、第2回(11月19日):軍縮と軍備管理について(黒沢満・杉江栄一)、第3回(12月24日):国際機構と開発(位田教授)、第4回(2月26日):ペレストロイカの理念と実態(吉川元) (3) 関東地区研究会 第1回(9月17日):研究計画の検討、第2回(11月5日):福祉政策の課題(古瀬教授)、第3回(12月3日):福祉と発展の権利(安藤勝美)、第4回(1月28日):福祉国際社会の形成(馬場伸也) 2.研究の成果 関西地区研究会では福祉社会をよりマクロな視点から捉え、国際機構の役割、軍縮の持つ意義、東西関係の変化による影響について検討した。関東地区では、福祉政策や福祉国家そのものに焦点をあてて、分析した。国内レベルにとどまることの多い福祉問題を国際的な次元で考えるため、その思想、制度、地域格差などが具体的に論じられた。こうして関西・関東の地区研究会で異なるアプローチが進められている。個々の研究分担者の研究もかなり進んでおり、来年度以降の研究活動がより活発になるものと期待される。 3.今後の課題 学問的に意義のある理論を開発すべきものと考えている。
|