研究課題/領域番号 |
63300010
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
武者小路 公秀 明治学院大学, 国際学部, 教授 (80053536)
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研究分担者 |
小倉 充夫 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40055322)
黒沢 満 新潟大学, 法学部, 教授 (10111709)
平野 健一郎 東京大学, 教養学部, 教授 (40012463)
杉江 栄一 中京大学, 法学部, 教授 (10109233)
副田 歓一 明治学院大学, 国際学部, 教授 (10009780)
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キーワード | 福祉国家 / 政府開発援助 / 人権 / 軍縮 / 環境 / 労働移動 / 国際組織 / NGO |
研究概要 |
本研究プロジェクトは、戦後世界に顕在化した地球規模の危機(核戦争の危機、大量貧困、生態系の破壊、人権の抑圧など)を鑑み、「人類益」として把握される新しい福祉概念を構築し、その実現のための制度的条件を考察することを目標としている。本年度は昨年に引き続き、従来の国家を枠組みとした福祉と「人類益」との関係、ならびに福祉実現の担い手としての国家と国家以外の福祉の担い手(国際組織、NGO、社会運動など)との関係を検討してきた。 具体的には各地区研究会で以下のようなテ-マで研究分担者の中間報告、ならびに専門家の意見聴取を行った。(1)関東地区研究会 小倉充夫「現代アフリカにおける(国際)労働移動」;小野了代(日本国際民間協力機関)「難民支援NGOの現状--日本国際民間協力の場合」;平野健一郎「個人・国家・国際社会--個人の道義と国家の秘密」;伊東るり「ジェンダ-からみた世界社会と福祉」(3)関西地区研究会 初瀬龍平「日本外交とODA」;加藤普章「国際政治と環境問題」;ロニ-・アレキサンダ-「太平洋諸国をめぐる生存の条件--安全と環境」;佐藤寛(アジア経済研究所)「石油ブ-ムの裏側で--イエメンの近代化」;山本恒人(大阪経済大学)「中国における労働市場の可能性について」(3)合同研究会「最終報告書構成案の検討」;武者小路公秀「ティンバ-ゲン報告の意義について」 各研究分担者が担当する個別領域での状況把握において、一定の成果をあげたので、最終年度においては「人類益」実現のための総合的パラダイムを練り上げ、最終報告書作成の作業に入る予定である。
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