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1988 年度 実績報告書

現代日本における諸差別と差別意識をめぐる社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63301029
研究機関専修大学

研究代表者

鐘ケ江 晴彦  専修大学, 文学部, 教授 (20129919)

研究分担者 好井 裕明  広島修道大学, 人文学部, 助教授 (60191540)
桜井 厚  中京大学, 社会学部, 助教授 (80153948)
大庭 宣尊  広島修道大学, 人文学部, 助教授 (70160611)
青木 秀男  広島修道大学, 人文学部, 教授 (50079266)
江島 修作  広島修道大学, 人文学部, 教授 (70079268)
キーワード諸差別の分類枠組 / 部落差別 / 障害者差別 / 確認糾弾会のビデオ分析 / 性的嫌がらせ
研究概要

(1)差別問題に迫る新たな社会学的分析枠組を創出するための研究会は全体、地区別グループ別の2つのレベルにおいて実施された。
共同研究グループ全体では、合計4回研究会を開催し、これによって、各差別の共通性と差異性がある程度明らかになり、枠組設定のためには被差別者の特質、差別の意味づけ、差別-被差別の関係のダイナミズム等についての軸を組み合わせる必要があることが分かった。
地区グループ別の研究は、次の様に行われた。
東京グループ:諸差別の分類する枠組についての検討、障害者差別・部落差別・性差別それぞれの現状と特質についての検討を行い、次年度のグループ研究ののターゲットを、SEXUAL HARASSMENT(性的嫌がらせ)に関する実証研究に絞ることを決めた。
関西グループ:障害者差別・部落差別の特質、諸差別の特質を分析する枠組等について検討し、次年度のグループ研究のターゲットを、障害者の自立をめぐるSUPPORTING NETWORKに絞ることを決めた。
広島グループ:広島修道大学内において適宜研究会を開催し、確認糾弾会のビデオ分析、差別助長装置の作動メカニズムの分析等を行い、差別-被差別のダイナミズムについての基礎的理論を構成した。
(2)各地区での調査としては、広島グループによる広島県、滋賀県等の被差別部落・部落解放運動の実態調査の他、鐘ケ江晴彦による各地の被差別部落の実態調査、山田富秋・鐘ケ江晴彦による宮崎・沖縄の精神病院の実態調査、桜井厚による奈良県小林部落の聞き取り調査、志村哲郎による九州の障害者自立生活運動の研究等が行われた。
(3)学生を対象とするグループ・インタビュー、レポート分析は、専修大学と広島修道大学において実施した。
(5)アンケート調査の準備は、計画変更に伴い、中止した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山田富秋: 解放社会学研究. 3. 8-23 (1989)

  • [文献書誌] 好井裕明: 解放社会学研究. 3. 24-42 (1989)

  • [文献書誌] 鐘ケ江晴彦・福岡安則: 解放研究. 第三号. (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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