研究課題/領域番号 |
63301057
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研究機関 | 国学院大学 |
研究代表者 |
小林 達雄 国学院大学, 文学部, 教授 (70119048)
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研究分担者 |
春成 秀樹 国立歴史民俗博物館, 助教授 (20032708)
西田 泰民 東京大学, 文学部, 助手 (80172667)
松谷 暁子 日本大学, 法学部, 非常勤講師
小池 裕子 埼玉大学, 教養部, 助教授 (40107462)
中野 益男 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (30111199)
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キーワード | 縄文土器 / 弥生土器 / 付着物 / 炭化物 / 脂肪酸ステロ-ル / 炭素安定同位体 / 植物微形態 / 型式学的方法 |
研究概要 |
平成元年度は、次の4点を柱に土器付着物の分析・研究を具体的に進め、分析デ-タを集積した。 1.縄文時代草創期の土器の化学的な付着物分析を通じて、土器出現期における土器の用途を検討した。 (1)資料の選定と型式学的分析(小林・谷口担当) (2)付着物の脂質分析(中野担当) 2.九州から近畿地方に分布する凸帯文土器の化学的な付着物分析を通じて、縄文時代から弥生時代への移行過程で土器の用途がどのように変化したかを検討した。 (1)資料の選定と型式学的分析(山崎・泉担当) (2)付着物の微細形態の観察(松谷担当) (3)付着物の脂質分析(中野担当) (4)付着物の炭素安定同位体分析(小池担当) (5)土器の材質分析(西田担当) 3.土器の付着物に関連して、縄文時代のクッキ-状炭化物の分析を行い、調理物の内容の同定を行った。(松谷・中野・小池担当) 4.土器形式・型式別の付着物の基礎的研究 付着物の有無・種類・付着部位などを、各地域・各時期の土器について形式・型式別に観察し、用途と使い分けを検討した。 (1)東北地方前期円筒下層式土器様式の付着物研究(富樫担当) (2)東北地方晩期亀ケ岡式土器様式の付着物研究(富樫・熊谷担当) (3)関東地方後期加曽利B式土器様式の付着物研究(安孫子担当) (4)北陸地方前・中期土器の付着物研究(小島担当)
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