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1990 年度 実績報告書

労働経済の変容と労働組合機能に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63301083
研究機関明治大学

研究代表者

栗田 健  明治大学, 商学部, 教授 (10061855)

研究分担者 大沢 真理  東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (50143524)
上井 喜彦  埼玉大学, 経済学部, 助教授 (90134329)
野村 正實  岡山大学, 経済学部, 教授 (20112138)
井上 雅雄  新潟大学, 経済学部, 教授 (20151623)
森 建資  東京大学, 農学部, 助教授 (20011843)
キーワード日本的労使関係 / 労働組合 / 労働争議 / 技術革新 / 雇用調整 / 社会福祉 / 労働者意識 / 労働者協同組合
研究概要

1.報告書の完成を本年度の基本的目的として研究会活動が展開された。その目的を達成するために、各研究分担者の第2次ワ-キング・ペ-パ-の検討・討議のため、5回にわたる全体研究会(うち合宿形式によるもの2回)がもたれた。その中心的課題は、60年代以降今日にいたる日本経済の構造的変化および経済・労働政策の展開にかかわっての労働者の意識・行動様式の変化と労働組合機能のあり方であった。
2.各研究者の草稿作成にあたってなお捕捉されるべき残された課題についての補足調査がなされたが、全体研究会は計画に従って実施された。具体的には、5月の研究会では、栗田「『転換期における労使関係の実態』の意義と限界」、また9月合宿研究会では、上井「労使協議と労働組合機能」、橋元「構造不況と職能給体系の変容」、井上「労働組合による企業再建闘争の位相」の検討がなされた。さらに10月には、野村「新技術と企業内組合」、「技術革新と労働」をテ-マとして研究会が開かれた。12月には、栗田「日本労使関係の系譜と課題」、東条「日本労資関係の局面と展望」、柳沢「労働者協同組合運動の対抗的性格」についての検討のための研究会がなされた。
3.前年度と同様に、各班・各分担者の研究にかかわる認識の共有化と、研究活動および成果の相互調整をはかることを目的として、『研究会通信』第4号・5号を発行した。
4.全体研究会で討議・検討されてきた草稿の最終調整のために、3月下旬に合宿研究会が予定されている。ここにおいては、研究成果の公表を前提とした詳細な調整が考えられている。なお、この調整のための研究会をもって、本研究会の活動を終える予定となっている。
5.研究成果については報告書の提出にとどまることなく、図書の出版を通じて、広く公表する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 栗田 健: "日本労使関係論をめぐって" 歴史学研究. 610. 18-24 (1990)

  • [文献書誌] 上田 修: "三重工合併と合理化政策" 桃山学院大学経済経営論集. 32ー1. 29-58 (1990)

  • [文献書誌] 上田 修: "三重工合併と「事業所改善対策」問題" 桃山学院大学経済経営論集. 32ー2. 60-98 (1990)

  • [文献書誌] 上井 喜彦: "フレキシビリティと労働組合規制" 『労使関係の転換と選択』(戸塚・兵藤編)(日本評論社)所収. 15-90 (1991)

  • [文献書誌] 野村 正實: "生産性管理と人間関係諸活動" 『労使関係の転換と選択』(戸塚・兵藤編)(日本評論社)所収. 121-187 (1991)

  • [文献書誌] 三宅 明正: "東芝争議(1945ー46年)" 『日本の労働争議』(労働争議史研究会編)(東大出版会)所収. 39-80 (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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