研究課題/領域番号 |
63301087
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡本 康雄 東京大学, 経済学部, 教授 (50012109)
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研究分担者 |
山倉 健嗣 横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (90126384)
稲葉 元吉 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (90017822)
河合 忠彦 學習院大学, 経済学部, 教授 (60080363)
二村 敏子 東京都立大学, 経済学部, 教授 (80086975)
大東 英祐 東京大学, 経済学部, 教授 (00004200)
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キーワード | 日本経営の戦前の型 / 日本経営の戦後の特質 / 企業環境の動態的変化と日本経営 / 日本経営への国際的インパクト / 海外事業の展開と日本経営 / 現地化と日本経営 / グローバリゼイションの日本経営への影響 |
研究概要 |
本研究テーマの認識を深めるため、理論的、実証的研究を進めた。 理論的研究については、各自が役割分担について研究を進め、必要に応じて意見交換を行ない、さらに共同の研究会において討議した。 実証的研究については、主として、次の四つの活動を行なった。 (1) 主として三ケ所で、本テーマに関連する基本的文献・資料の蒐集と解析を進めた。 (2) 合計八企業に相当数の参加者がインタヴューイングを中心とする実証研究を行ない、本テーマに関連する問題意識の確認・再検討、新しい事実発見を行なうことができた。 (3) 日本のエレクトロニクス産業に属す海外子会社約300社のデータを蒐集・整理し、東京大学大型電算機やセンターに、多重回帰分析の作業を依頼し、その分析を行なった。日本企業の多国籍化、日本経営の国際的移転可能性について、重要な仮説定立、特に仮説検証を行なうことができた。 (4) 日本の企業約1000社に対し、日本経済の国際的移転可能性に焦点をおいたアンケート調査を実施した。現在そのデータを整理しており、来年度にかけて、(3)と同様な解析を行ない、本テーマに関する重要な経営情報の入手を前提にして、仮説定立-仮説検証を中心とした理論的モデルの構築を行ないたいと考えている。 以上、第一年度ではあるけれども、かなり密度の高い研究活動を実施することができたと考えている。その直接の客観的成果は、別項11の研究発表にある通りであるが、第二年度には一層拡充されるものと確信している。
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