研究課題/領域番号 |
63302009
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
内田 豊 東京大学, 理学部, 教授 (90012814)
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研究分担者 |
中野 武宣 京都大学, 理学部, 助教授 (30027346)
佐藤 哲也 核融合科学研究所, シミュレーション・センター, センター長教授 (80025395)
池内 了 国立天文台, 理論天文学研究系, 教授 (90025461)
藤本 光昭 名古屋大学, 理学部, 教授 (70022580)
祖父江 義明 東京大学, 理学部, 教授 (10022667)
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キーワード | 天体活動 / 天体磁場 / 電磁流体力学 / 天体プラズマ / 銀河 / 活動銀河 / 恒程活動 / 星形成過程 |
研究概要 |
本総合研究“宇宙電磁現象の研究では、昭和63年度に形成された班員間の連係の上に"星から銀河、銀河外の宇宙の規模にわたる広い天文学的階層での電磁現象に共通な様々の特質の理解を目的に研究を行った。 前年度から引続いて(i)恒星における電磁現象(ii)X線連星などに見られる、中性子呈やブラックホ-ル磁気圏活動(iii)星形成域等の星間空間における電磁活動(iv)銀河系内における電磁活動(v)系外銀河、宇宙の大規模構造系の磁場などの研究グル-プがそれらを横断的にいくつかの永続的な共同研究を含む研究交流を行なった。これらを踏えて“銀河内、銀河外天体の電磁活動"研究会が平成2年2-3日に東大山上会館において、大雪にもかかわらず51名の参加を持って行われた。39編の論文発表があり、「スケ-ルの全く異なる対象で伝統的には別分で扱われて来たが本質的には関係の深い問題について」の合同討論が行なわれた。発表については前年度からのものは更にかなりの進展を見せ、新しい問題の提起も目立った。(詳細は研究成果報告書参照)。その結果、中性子星地球系の磁気圏の振舞に、形成中の星、星形成の盛んな星間雲活動銀河核等からのジェット発生が驚く程の物理的相似性を持つ事が益々ハッキリして来た。この事の意義は明らかで物理的相以性を指導原理として、他の対応現象で判っている点を極子として現象の新しい面をきり開く事が出来る事になる。本研究の関係で形成された関係は、いくつかのものについてはこれらのメリットをエネルギ-源として継続すると思われる。
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