研究課題/領域番号 |
63302012
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
長島 順清 大阪大学, 理学部, 教授 (90044768)
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研究分担者 |
広瀬 立成 東京都立大学, 理学部, 教授 (70087162)
釜江 常好 東京大学, 理学部, 教授 (90011618)
浅野 侑三 筑波大学, 物理工学系, 助教授 (80100808)
岩田 正義 高エネルギー物理学研究所, 教授 (80022698)
湯田 春雄 東北大学, 理学部, 教授 (90108457)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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キーワード | トリスタン / Bファクトリ- / Φファクトリ- / JLC / バ-テックス検出器 / 遷移輻射検出器 / 高集積高速回路 / 高磁場ソレノイド電磁石 |
研究概要 |
1.トリスタン電子・陽電子衝突加速器で得られたデ-タから、多種にわたる物理テ-マについて解析を行いVENUS、TOPAZ、AMY、SHIP共に多くの論文を発表してきた。これらのデ-タ解析及びシミュレ-ションによる検討のために各グル-プで作業部会を開き、今後の物理解析に対する方向と測定器改善の具体案を得た。 2.トリスタン実験で今後行われる予定の高精度実験に不可欠な高ルミノシティ用超電導四重極磁石の開発、反応点を決定するためのバ-テックス検出器(ストロ-チェンバ-、SSD、ファイバ-)、電子とパイ中間子を識別する粒子選別検出器(シンクロトロン輻射検出器、遷移輻射検出器)、高速デ-タ処理回路系等の研究を各担当者が進め、実用化に成功した。 3.次世代電子・陽電子実験に対応できる加速器をめざして下記のような加速器改善の各種検討が精力的に行われた。(1)電子ビ-ムの偏極に関する研究、(2)AR蓄積リングの高ルミノシティ化の研究、(3)非対称衝突型加速器の研究。 4.次世代電子・陽電子衝突実験としてのBファクトリ-、Φファクトリ-の可能性について系統的な検討作業が加速器の検討と並行して行われ、その実現性についての見通しが得られた。 5.TeV領域での電子・陽電子衝突を実現するために、本研究グル-プのメンバ-も参加して加速器の各種基礎開発研究が始まり、JLCに向けた作業が行われた。 6.測定器開発に対する有機的研究協力の一環として、ハドロンコライダ-検討のグル-プとも協同して作業部会を開き、協同開発を進めた。
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