研究課題/領域番号 |
63302026
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
伊東 誼 東京工業大学, 工学部, 教授 (60016441)
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研究分担者 |
斎藤 義夫 千葉大学, 工学部, 助教授 (00108218)
古川 勇二 東京都立大学, 工学部, 教授 (10087190)
稲崎 一郎 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (30051650)
岩田 一明 大阪大学, 工学部, 教授 (30031066)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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キーワード | フレキシビル生産システム / FMS / システムのフレキシビリティ / 定量的評価方法 / 経済性評価 / 生産システム / フレキシビリティ / ソフトウェア |
研究概要 |
FMS(フレキシブル生産システム)が有する最も重要な特徴は、「システムのフレキシビリティ」であるが、多様性、融通性を具備する生産システムのハ-ドウェア及びソフトウェアを対象とするため、「フレキシビリティ」の合理的な定義や、それの定量的な評価方法については現時点においてまだ確定されていない。FMSの急速な普及と概念の一般化が進んでいるにもかかわらず、相変らずあいまいな概念やフレキシビリティが議論され、システムの様々な側面による評価の観点からますます大きな問題となっている。 本年度は以上の観点から最終年度であることを考慮して以下の研究を実施し、それらの総括を行った。 1.昨年度実施した国内外のFMSの評価方法の調査結果をもとに、それらの詳細な分類と体系化を行った。 2.FMSの「フレキシビリティ」には、階層構造が成立することを指摘し、それらの階層構造の内容を分析すると共に、その具体的な評価の概念を明らかにした。 3.FMSのシステム要素であるハ-ドウェアとソフトウェアの両面から、それらの「フレキシビリティ」の評価方法について検討し、具体的な評価方法を提示した。 4.FMSの運用ソフトウェアとして最も重要な情報通信ネットワ-クの評価方法について検討し、その評価方法を提示した。 5.次世代生産環境に対応可能なFMSを構築するための高度柔軟性付与のための方策を提示した。 以上の成果により、次世代FMSの評価を合理的、系統的に行うことのできる方法論を構築することができた。
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