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1988 年度 実績報告書

霊長類の進化と人類の起源

研究課題

研究課題/領域番号 63304010
研究機関京都大学

研究代表者

野澤 謙  京都大学, 霊長類研究所, 教授 (40023387)

研究分担者 平井 百樹  東京大学, 理学部, 助教授 (60156635)
尾本 恵市  東京大学, 理学部, 教授 (10011503)
松永 英  国立遺伝学研究所, 所長 (10000225)
木村 賛  京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (20161565)
竹中 修  京都大学, 霊長類研究所, 教授 (00093261)
キーワードニホンザルの集団構造 / ヒト上科の遺伝的系統図 / テナガザルの系統分類 / DNA解析 / 二足歩行 / 人種分化 / 霊長類の遺伝子地図 / 霊長類の染色体
研究概要

2月初旬中間報告会を行い1988年度の各分担者の研究実績が以下にまとめられた。
野澤は、これまでに続行して来ているニホンザル集団の地域構造を、群のデーターを追加し、より詳述しようとしている。また、ヒト上科の遺伝的系統図をオランウータンの資料が多数得られたのでより詳細なものにしようとしている。
竹中は、εグロビン遺伝子の切断地図によってテナガザルの系統図をDNAレベルで詳述した。
木村は、二足歩行と四足歩行の骨格の構造を力学的視点から解析しようとしている。
松永は協同研究者宝来と共に、ミトコンドリアDNA分析により人種分化を解析せんとしている。
尾本は、ヒトの血清蛋白質の補体C6が人類遺伝学において良い標識遺伝子であるのでこれをカニクイザルに応用してマカクザルのlinkage group解明を意図している。
平井は染色体からみた霊長類の進化の課題のもとに、ヒトの染色体とMacaca属サルのそれと比較研究を行い相同性を検討している。
西田は、ピグミーチンパンジーとコモンチンパンジーの行動比較をこれまでに集積された膨大な観察記録からまとめようとしている。
その他の分担者もそれぞれのテーマに従って研究を開始続行しており、'89年度末にはそれぞれに研究実績がまとめられるはずである。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Hayasaka,;S.Horai,;T.Gojobori,;T.Shotake,;K,Nozawa,;E.Matsunaga.: Molecular Biology and Evolution. 5. 270-281 (1988)

  • [文献書誌] K.Kawamoto,;K.Nozawa,;K.Matsubayashi,;S.Gotoh.: Folia Primatologica. 51. (1989)

  • [文献書誌] K.Matsubayashi,;S.Gotoh,;Y.Kawamoto,;K.Nozawa,;J.Suzuki.: Primate Research. 5. (1989)

  • [文献書誌] A.Tanaka,;K.Takahashi,;O.Takenaka.: J.Molecular Evolution. 28. 136-144 (1988)

  • [文献書誌] K.Shimizu,;H.Keino.;O.Takenaka.: Hemoglobin. 12. 81-85 (1988)

  • [文献書誌] 木村賛: 霊長類研究. 4. 190 (1988)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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