研究課題/領域番号 |
63304026
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
児玉 洋 北海道大学, 獣医学部, 助教授 (20091449)
|
研究分担者 |
馬場 威 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (30081540)
北尾 忠利 宮崎大学, 農学部, 教授 (60094075)
平井 克哉 岐阜大学, 農学部, 教授 (30021702)
東 市郎 北海道大学, 免疫化学研究所, 教授 (50028411)
板倉 智敏 北海道大学, 獣医学部, 教授 (30021695)
|
キーワード | 魚病 / ビブリオ / エロモナス / ワクチン / アジュバント / CRP / レンサ球菌 / エピテリオシスチス |
研究概要 |
サケ科魚類のせっそう病ワクチンおよびビブリオ病ワクチンと、免疫予防効果判定法:Vibrio anguillarum.またAeromonas salmonicida不活化ワクチンはニジマスに予防効果をもたらすが、フロインド完全アジュバントはCRP(急性期蛋白)を顕著に上昇させたことから、ワクチンに用いるアジュバントの種類をよく検討する必要がある。(児王、板倉) ブリのレンサ球菌症および類結節症ワクチン:レンサ球菌症リ患ブリから分離した強毒および弱毒レンサ球菌株それぞれの不活化ワクチンの免疫予防効果を調べたところ、両者ともに強い防御効果を示した。(北尾) アジュバンドによるワクチン効果の増強:結核菌由来糖脂質、およびリポ多糖体リピドA誘導体のアジュバント活性とその機構を解析し、ワクチンへの応用を試みた。(東) 魚類の微生物の人工培養:タイのエピテリオシスチス病の病原体の鰓器官培養による培養に成功し、分離株のタイに対する病原性を調べた。(平井) 抗原の大量調製法および感染防御抗原の精製:ビブリオ病不活化ワクチンの製造方法を改良した。すなわち、V.anguillarumの培養過程において、培養液にブドウ糖と塩酸を連続して滴下することにより、抗原性を失なうことなく菌を増殖させることに成功した。(佐々木) 魚類の防御免疫機構:A.hydrophilaに対するコイの防御免疫におけるワクチンとレバミゾール(免疫増強剤)の併用効果を検討し、レバミゾール投与によりマクロファージが活性化することを明らかにした。(馬場)
|