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1988 年度 実績報告書

中性子ラジオグラフィ技術の応用と実用化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63306030
研究機関近畿大学

研究代表者

桂山 幸典  近畿大学, 理工学部・学, 部長・教授 (80027391)

研究分担者 中沢 正治  東京大学, 工学部, 教授 (00010976)
米田 憲司  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (10027443)
藤根 成勲  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (90027441)
辻本 忠  京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (30027411)
神田 啓治  京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (10027419)
キーワード中性子 / 中性子ラジオグラフィ / 中性子テレビジョン / 画像処理 / 高解像度 / 気液二相流 / 高速中性子
研究概要

我が国の中性子ラジオグラフィの研究は、基礎研究においては世界的レベルにあるが、応用面や実用化の面では欧米と比較してかなり遅れていると云わざるを得ない。そこで各研究機関で個々別々に実施されている研究を統合して問題点を明らかにし、これらを解決していくことによって、実際にどのように応用に対処できるかを討論し、実用化に際して利用できる分野を検討することとした。具体的には、中性子ラジオグラフィ標準試料の開発、高速中性子ラジオグラフィ技術の確立、中性子テレビジョンの高速化・高解像度化、中性子ラジオグラフィおよび画像のデータベースシステムの開発、小型中性子源の開発、高感度・高解像度コンバータの開発などである。
(]SY京都大学と日本原子力研究所の共同研究として行われた気液二相流の可視化と解析、●○2(〕SY名古屋大学で行われた二相流の中性子テレビジョンによる観察、●○3(〕SY東京大学研究炉YAYOIによる高速中性子による映像の標準化、●○4(〕SY武蔵工業大学原子炉による画像処理標準化、●○5(〕SY立教大学原子炉の標準試料の映像化などである。これらをまとめて、我が国の中性子ラジオグラフィ研究の現状を「放射線と産業」第42号(1988年12月)に特集号として出版した貰った。
また、平成元年5月14日ー18日に、大阪国際交流センターで開催される第3回中性子ラジオグラフィ国際会議に向けて、本研究班が中心的役割を果した。平成元年3月末現在、28ケ国から155人の参加者と121編の論文発表が行われる予定で準備が進められている。科学研究費が大変有効に使われた例と云えよう。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 桂山幸典,神田啓治 他: 放射線と産業. 42. 4-31 (1988)

  • [文献書誌] K.Mishima;S.Fujine;K.Yoneda;K.Kanda: Proceedings of the Japan-JS Seminar on Two Phase Flow Dynamics. C3.1-C3.19 (1988)

  • [文献書誌] 池田泰 他: 日本原子力学会誌. 30〔7〕. 607-609 (1988)

  • [文献書誌] Y.Ikeda;G.Matsumoto et al.: Materials Evaluation. 46. 1471-1476 (1988)

  • [文献書誌] 平岡英一: 加速器科学. 2〔4〕. 29-44 (1988)

  • [文献書誌] M.Tanaka;H.Kobayashi et al.: Radio isotopes. 37. 685-686 (1988)

  • [文献書誌] Editor K.Kanda et al.: "Neutron Radiography" Kruger Publisher Co., 1-1000 (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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