研究課題/領域番号 |
63410005
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
山田 達雄 国立教育研究所, 教育情報センター・文献情報研究室, 室長 (90047887)
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研究分担者 |
吉岡 亮衛 国立教育研究所, 教育情報センター・教育情報調査室, 研究員 (40200951)
藤田 正春 国立教育研究所, 第4研究部・第1研究室, 研究員 (10165392)
斎藤 道子 国立教育研究所, 教育情報センター・文献情報研究室, 研究員 (40162234)
及川 昭文 国立教育研究所, 教育情報センター・教育内容情報研究室, 室長 (30091888)
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キーワード | 教育研究文献 / 英文文献 / 検索 / 検索効率 / データベース構築 / スキャナー / スペルチェッカー |
研究概要 |
本年度は英文文献データベースのシステム構築と、特に国立大学及び教育学・協会で刊行された教育研究論文を重点的に収集し、大学院博士課程をもつ国立大学で刊行された本文もしくはアブストラクトが英文で書かれた文献をデータベースに入力した。アブストラクトが英語で書かれたものにデータベース構築の対象を拡大したために、研究初年度に収集した約10年間に刊行された文献数だけでも3000件を超える膨大なものとなった。しかしこうすることによって、わが国の教育研究の状況を海外にあまり歪めずに伝達できることになり、データベースとして妥当な姿を呈するものになると思われる。 1.英文データベース構築方法の開発。本研究の目的は、英文データベース構築にかかる人手、特に専門家を煩わせる時間を減らしながら、しかし実用に役立つ妥当なデータベースを効率的に構築する方法を開発することである。そのため、スキャナーを用いてまず原文をイメージ情報として読み取り、次にイメージ情報をテキスト・ファイルに変換し、テキスト・ファイルをスペリング・チェックと文法チェックにかけ、できる限り入力を機械化する方法をとった。それによって、変換ミスの修正や編集作業に多くの人的作業を必要とするとしても、専門家の助けを極力縮減することが可能となった。 2.検索効率。求める教育研究文献情報を効率的に検索するためには、索引語が適切でなければならない。ところが問題はそもそも文献の多くに索引語が付けられていないことである。それで我々は、アメリカ人の教育学者に協力してもらって、索引語の付いていない文献に索引語を付けてもらい、その上で索引語の妥当性を検討した。索引効率の検討にはERICのディスクリプターとの照合と検討、研究機関・研究種別の分類などを試みている。来年度に研究は完了する予定である。
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