研究課題/領域番号 |
63410005
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
山田 達雄 国立教育研究所, 生涯学習研究部生涯学習体系研究室, 室長 (90047887)
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研究分担者 |
藤田 正春 国立教育研究所, 教科教育研究部, 研究員 (10165392)
吉岡 亮衛 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 研究員 (40200951)
斉藤 道子 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 主任研究官 (40162234)
及川 昭文 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 室長 (30091888)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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キーワード | Educational Research / Databaseデ-タベ-ス / 国立大学 / 教育学会 / デ-タベ-ス開発 / デ-タベ-スマネジメント |
研究概要 |
本研究は、教育研究の国際化を究極の目的としつつ、わが国で行われている教育研究の概要を海外知らせるために、今まで欠けていた教育研究論論文デ-タベ-スを構築した。2カ年の研究期間内に可能な開発対象として、全国立大学および教育学会の主要なものに限り、これらの研究機関において1977年から1987年の約11年間に研究紀要等に発表された教育研究論文のうち、英文のアブストラクトを有するものを対象にした。その結果、教育研究論文2,680件を収集し、デ-タベ-スを構築した。 収集した論文は、アメリカのERICを参考としながら編集し、それぞれの論文に索引語の選定し、電算機に入力した。索引語の選定は、アメリカ人の研究者がまず読み索引語候補を4語ないし6語選定した上で、ERICシソ-ラスに準拠しながら、論文内容を的確に表わす索引語の選定を行った。索引語の全体的調整は研究代表者が行った。 最大の問題点は、必ずしもすべての大学や学会の研究論文に英文概要が付けられていないことである。収録できた国立大学の数は35大学41機関(1共同利用機関を含む)および5学会にとどまる。しかしそれでも印刷するとデ-タベ-スの本文だけでも1500頁を超えるため、研究成果報告書には研究開発に関する報告論文のほかに、デ-タベ-スの一部を印刷するにとどめざるを得なかった。研究成果の全容の公表は、別途の方法に依らざるをえない。研究開発報告論文の中では、デ-タベ-ス開発の方法、デ-タベ-スの主要項目、質的評価およびデ-タベ-スマネジメントの問題点について報告し、要約が長文すぎるものが散見されること、英語表現に直訳が多く、また受け身表現が多用される等の問題があることを指摘した。
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