研究課題/領域番号 |
63410013
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
安藤 実 静岡大学, 人文学部, 教授 (80021822)
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研究分担者 |
土居 英二 静岡大学, 人文学部, 教授 (30126784)
三富 紀敬 静岡大学, 人文学部, 教授 (80135227)
青山 茂樹 静岡大学, 人文学部, 教授 (20109127)
小桜 義明 静岡大学, 人文学部, 教授 (60022307)
山本 義彦 静岡大学, 人文学部, 教授 (70022291)
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キーワード | 産業の国際化(グロ-バル化) / サ-ビス経済化 / 産業の空洞化 / 地域雇用問題 / 大都市財政 / 地域金融 / 企業の海外進出 / 産業政策 |
研究概要 |
「産業の国際化・サ-ビス化と雇用問題」をテ-マとして3年間にわたって続けてきた共同研究において、最終年度におこなった主な研究・調査活動は、次のとおりである。 (1)資本蓄積メカニズムと労働力需給問題、サ-ビス経済化の実態把握と統計的検証、産業の空洞化と地域経済・地域政策等の問題について、理論的な分析を深めた。 (2)タイ・バンコクやアメリカ・カリフォルニア等での日本企業の進出状況とそれをめぐる諸問題について調査・資料収集をおこない、産業の国際化の実態についてのこれまでの調査を補強した。 (3)大都市(ニュ-ヨ-ク市)における財政状況とサ-ビス経済化の実態、ケインズ理論とイギリス経済の相互関連性の歴史的検討をとおした産業空洞化の金融的側面の分析、日本国内の金融構造と地域金融の実態について分析をおこない、財政・金融問題からの国際化・サ-ビス経済化の把握に努めた。 (4)日本国内の地域経済の実態分析として、新たに港湾と地域経済・情報産業における派遣労働問題等を取り上げ、これまでの地域経済調査の補完をおこなった。 (5)今年度の研究・調査を集約し、研究報告書を作成した。それとともに、共同研究の成果の公刊にむけて、全体の枠組みを(1)理論的な諸問題、(2)外国における理論と現状、(3)日本の地域経済と政策の現状の三つに整理し、それぞれ4〜9本の研究論文の執筆をおこなうことになった。
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