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1988 年度 実績報告書

原始星の進化の統計的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63420003
研究機関名古屋大学

研究代表者

河鰭 公昭  名古屋大学, 理学部, 教授 (60022513)

研究分担者 杉谷 光司  名古屋市立大学, 教養部, 助手 (80192615)
小川 英夫  名古屋大学, 理学部, 助手 (20022717)
福井 康雄  名古屋大学, 理学部, 助教授 (30135298)
キーワードミリ波天文学 / 原始星 / 星間分子
研究概要

原始星の進化を統計的に研究するために、4メートル短ミリ波望遠鏡を用いた分子スペクトル(^<12>CO,^<13>CO,C^<18>O;J=1ー0)の観測を行なった。今年度は、受信器の超伝導化とスーパーミニコンピュータの導入によって、飛躍的に観測効率の向上がはかられた。さらに、マイクロプロセッサとPCD型フォトダイオードアレイを用いた新型分光計が予定通り稼動を始めた。新型分光計はデータ取りこみにおけるデッドタイムを極力抑制しており、特に一点あたりの観測時間が30秒以下という高速観測において高い効率を達成している。
分子流天体については、我々のグループによって発見されたものが総数50個をこえており、統計的研究のためのサンプルとしてより一層質が向上した。前年度得られていた「分子流天体における光度超過」の傾向が一層明らかになった。
分子雲コアについては、^<13>CO、C^<18>Oスペクトルによる広域観測がスピードアップしたことによって、データベースが急速に拡張されつつある。特に^<13>COスペクトルは全体で約3万点が既に取得されており、分子雲コアの総数はほぼ倍増した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 河鰭公昭: Vistas in Astronomy. 31. 775-779 (1988)

  • [文献書誌] 福井康雄: Vistas in Astronomy. 31. 217-226 (1988)

  • [文献書誌] 杉谷光司: Astrophys.J.(Letters). (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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