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1988 年度 実績報告書

真核生物リボソーム遺伝子の発現制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 63440023
研究機関東京大学

研究代表者

村松 正實  東京大学, 医学部, 教授 (10035454)

研究分担者 加藤 宏幸  東京大学, 医学部, 学振特別研究員 (60185866)
高橋 直樹  東京大学, 医学部, 助手 (30179501)
酒井 正春  東京大学, 医学部, 助手 (50162269)
キーワードrDNA / RNAポリメラーゼI / 転写因子 / TFID / プロモーター / フットプリント / エンハンサー
研究概要

今年度は(1)TFIDの精製、(2)細胞増殖におけるrDNA転写および(3)rDNA上流領域のエンハンサー様活性の検索、の3つの方向に研究を進めた。
1.TFIDの精製。従来の方法では回収率が悪く精製の目途は立たなかったが、D Nase Iフットプリント法の確立に伴ない、rDNAプロモーター自身を用いたDNA配列特異的アフィニティークロマトグラフィーによって精製する道が開けた。部分精製されたタンパク質の一つは65,000他は40,000の分子量を示した。一方、部分精製したTFIDをUVcross-linking法でその存在を確認した。 2.細胞増殖とrDNA転写。細胞増殖とrDNA合成との関係を調べるためHeLa細胞を血清で処理し細胞増殖を開始させる時に、rDNA転写がどのように変化するかを検討した。血清刺激後rDNAの転写は若干低下はするが約2〜3倍の高値が継続することがわかった。次いで、分離核を用いた、nuclear run-onアッセイによっても殆んど同様の結果を得た。現在、これをin vitroの系で再現すべく実験を重ねている。 3.rDNA上流領域のエンハンサー様活性の検索。rDNAの上流域のエンハンサー様エレメントを検索するため5側の逐次欠失変異体を作り、in vivoおよびin vitroの系でこれらの転写活性を測定した。その結果、-5kb近傍の1546pの中に活性を数倍に高める領域があることを見出した。この配列に結合する蛋白性因子を検索中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 酒井正春: Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 85. 9456-9460 (1988)

  • [文献書誌] Geza Safrany: Mol.Cell.Biol.

  • [文献書誌] 田中信之: Mol.Cell.Biol.

  • [文献書誌] 石川芳明: Mol.Cell.Biol.

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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